まだ考え途中なのですが、現時点で私がどう考えているかメモしておこうと思い【未完成】とタイトルにつけています。
今日のテーマ、人との会話は「伝わらない」がデフォルト。
会話って人が発する言葉の中にすごくたくさんコンテクストが含まれています。
自分の発した言葉のコンテクストを他人が理解できるのって稀だと思うんです。
例えば一緒に販売しているクリエーター同士の会話で、
私「今年は売り上げがあまり良くなくて、意欲がでなくて新作はないんだ」
相手「えーでもたくさん商品があるから大丈夫だよ!」
私の中の声『いや、売り上げ悪いから在庫がいっぱいあるんだよ…この気持ち伝わらない…』
私の実感的に、自分の意図通りのコンテクストも含めて伝わるのは10人に1人もいない。
多分2%くらいの人にしか伝わらないんじゃないかといった感じです。
わかってもらうには、相手の聞く姿勢+こちらの話し方に注意が必要。
当たり前かもしれないけど、会話は共同作業なのです。
まず大前提に必要なのは、相手がこちらの話に興味・関心を持って、「この人は何が言いたいんだろう?どんな気持ちなんだろう?」という受け入れ態勢でいること。
そして、私がなるべく明快に自分の気持ちも含めて話すこと。
私「新作はないんだ。今年は売り上げが悪くて、ちょっと落ち込んでるの。あなたはこんな時どうしてる?
相手「落ち込んでるの?そうかぁ、私も今年は売り上げ悪いよ!そういう時はあまり考えずにコツコツと作るようにしてるよ、大丈夫元気出して!」
日本人はあまりはっきり会話の中で自分の気持ちを言わないとか、本音と建前で会話してると言われます。
でも私はフランス人だってそんなに明らかに自分の気持ちを会話の中に入れないと思うんです。
しかも人は自分がどんな気持ちか気づいていないけど、会話の言葉の中にSOSみたいなものが入っていたり、自分がある気持ちを抱いているとは気づいているけど、それがどんな気持ちなのか自分でも言語化できていないということも多々あります。
そうなるとますます会話は霧のように実態のないものになり、私たちは話してはいるけど、何一つわかり合えていないということになります。
世界共通で、人との会話はやっぱり難しい。
じゃあ、自分は何ができるのか?
自分が話す時、自分の気持ちや感じていることを相手にわかって欲しいなら、まずそれがどういう感情なのか、どういう状態なのか自分である程度理解する必要があります。
つまり内省ができているということ。
言葉に発する時点で、自分でもあやふやな状態ではまずもって相手にしっかり伝わる確率は0。
相手が聞く態勢なら(これもこちらではコントロールできないけど)、相手は相手なりに頑張って理解しようとしますが、それは相手が勝手に「これはこういうことだな」と決めつけるのと等しいです。
逆に自分が聞く立場の場合、相手の言葉にすぐに反応しないこと。
すぐ反応するということはつまり自分勝手に解釈して意味づけしてしまうこと。
相手「疲れたな」
私「昨日夜遅くまでゲームしてたからだよ、しかも朝に太陽の光浴びてないでしょ?それも良くないよ。とにかく今日は早く寝なよ」
相手の中の声『いや、会社で部下の対応に手こずってて少し大変って言いたかったんだけどな…』
自分が相手の話を聞く場合も内省が必要だと思います。
自分は今、相手の話に集中できているか、相手が言いたい事は何なのか、自分が理解した内容で本当に合っているか、など。
話す時も聞く時も内省というか俯瞰して状況を見る力?が必要。
人間がこれだけ言葉を使って文明や経済を発展させてきたのに、基本的にわかり合えてないって思うと、ちょっと面白いです。
そして、たまーにわかり合える時があるのが幸せを感じる瞬間だと思います。
それは親友だったり、恋人だったり、小説だったり映画だったり。
たまーーーーにしかわかり合えないからこそ、わかり合えた時の感動が大きいんでしょうね。
今日の曲はCreepy Nutsで「ちゅだい」です。
依存性のある曲で、もうここ1ヶ月くらい毎日1回は聞かないと気が済まない中毒になってます。
この曲も聞き流すだけでは何を言っているのかわかりません。
歌詞を見て、あぁそうか、こういうことが言いたかったのですね!となる曲です。笑

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