今井翔太の「生成AIで世界はこう変わる」を読んだ感想です。
生成AIの仕組みや歴史について、難しいテーマをわかりやすく説明した一冊。
私は特に生成AIと創作についての章が興味深かったです。
書名:生成AIで世界はこう変わる
著者:今井翔太 (1994-)
初出/刊行年:2024年
生成AIが生成したものは創作か?
大辞泉で調べてみると「創作」とは
1. 新しいものをつくり出すこと
2. 文学・絵画などの芸術を独創的につくり出すこと。またその作品。
3. つくりごと。うそ。
とある。
生成AIを使えば、絵や曲や文章など様々なものがプロンプトのみで作ることができる。
しかし著者はそれは生成ではあるが創作ではないと言う。
創造性を発揮して何かを生み出すとき、単に物事を組み合わせるというだけでなく、個人的な感情や思想、個人の持つ「ストーリー」が映し出されます。
今井 翔太. 生成AIで世界はこう変わる (SB新書) (p.130). SBクリエイティブ株式会社. Kindle 版.
私はこの、個人の感情や思想、ストーリーが反映された創造的行為こそが「創作」と呼ぶに値すると考えています。
この意見に私もすごく共感した。
創作という単語の2つ目の意味「独創的につくり出すこと」というのがこの場合の創作である。
よくあるAI画像がなぜつまらなく思えるのかもそれで説明がつく。
個性、思想がないのだ。
自分があらかじめ作ったものを生成AIによって補完・修正するとか、生成AIにベースを作ってもらってそこから自分が味付けをするのなら、作り手の思いというものが反映され、創作になるのかもしれない。
しかし、ただ単に「猫がくつろいでいる様子」というプロンプトで生成AIに描かせた絵は創作にはならない。
そしてこれは、よく言われるマーケティング戦略として「個人のストーリーを全面に出せ」というのにもつながる。
この本を読んで、生成AIが存在する世界では人間がまるで実験用ねずみのような気がした。
私たちの日々の活動が生成AIのデータになる。
私たちは生成AIにとって単なるデータにすぎない。
なんかSF映画みたいだ。
人工知能が世界を統治して私たちはその歯車になる世界も遠くないかも、いやもうすでにそうなっているのかも?
一言まとめ
「革命が今、進行中!」
※本記事は個人的な読書感想・読書メモです。

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