手作りはプライスレスです。
愛がこもってるとかそう言うんじゃなくて。
作成時間がハンパないから。
例えば、おばあちゃんが作ってくれる手作りのセーター。
仮に5日で編み上がるとする。
(私も編み物をしますが、5日でセーターを完成させるのは結構鬼畜です。)
おばあちゃんが1日7時間編み続けて5日間のお仕事。
(疲れるので7時間編み続けるのも実際は無理なのですが。)
2025年度の最低賃金は10月から全国平均で時給1118円になるそうです。(*1)
ここからおばあちゃんの人件費は1118×7×5=39130円
ここに毛糸代も入ってきます。
例えばこのセーターは495円の毛糸が15玉必要です。
材料費495×15=7425円
人件費と材料費で39130+7425=46555円
4万7千円のセーターの出来上がり!
これだけでも本当に高いものだとわかります。
大体、手作りでプレゼントするような人は技術も高いので例に出したシンプルなセーターよりも、もっと意匠を凝らした素晴らしいものになるでしょう。
そうすると5日では絶対出来上がりません。そうなると値段はもっと高くなります。
クリエーター仲間に手編みのセーターを販売している人がいるのですが、値段が本当に高いです。
こういった手作りのものを販売しようすると作成時間が値段に反映されて高くなってしまうんですね。
他にもおばあちゃんが(なんでいつもおばあちゃんなんだろう?笑)作ってくれるレースのテーブルクロスや刺繍といったものも、この類になります。
手作りはプライスレスというか、値段をつけてしまうとべらぼうに高くなってしまう。
愛がこもっているが故に、時間をかけて作られた素晴らしい作品は(実際には値段が高すぎて)値段がつけられないという意味でプライスレスなんだと思います。
*1 日経新聞-最低賃金の目安、全国平均1118円に 63円上げ全都道府県1000円超す
おしまいの曲はKREVAで「クラフト feat. ZORN」です。
クラフトマンシップが詰め込まれた曲!
何かを生み出すことはやっぱり素晴らしい。
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