ネタバレありです。
薬屋のひとりごと3、大まかなストーリー(ネタバレ)
異国から来た交易品を扱うキャラバンに華やぐ後宮。
しかしそれらがもたらした香油やお茶には、堕胎させる効果を持つものもあった!
そしてキャラバンの後に来た西国からの特使である二人の美女。
皇帝と皇弟を誘惑しようという魂胆は失敗に終わり、猫猫と壬氏はリクエストされた「真珠の涙を持つ絶世の美女」を見事に再現して難を逃れる。
壬氏は桜蘭妃の父である子昌主催の狩りに招待され、猫猫を同伴させる。
しかしそこでも飛発(フェイファ)という銃で命を狙われる壬氏。
実は壬氏は皇弟でありその名を華瑞月(かずいげつ)というのだ。
猫猫にそれを打ち明けようとする壬氏だが結局失敗してしまう。
フェイファは西国から来たものなのか?特使と子昌の関係はいかに!なぜ壬氏は本当の身分を隠しているのか?!
感想
この巻から急に出てくる女官、子翠(しすい)。
アニメを見ているので今後の話はわかっているのですが、子猫を捕まえたのを皮切りに、キャラバンで再開し、壬氏の月の精の時も虫集めで出てきます。
その後も怪談話の時に偶然居たりと出番が多かったです。
一方で、前回姿を消した翠苓は全く出て来ませんでした。この翠苓と子翠の切り替わりがすごいです。
今回も盛り沢山の内容でしたが、私が特に面白いと思ったのは「選択の廟」の話。
王母は自分の血を今後に残すために、自分の一族が持つ特徴である「赤と緑の色の区別がつかない」者を皇帝やその后に組み入れようとした。ナイスアイデア!さすが王母です。
そして先帝と壬氏の母である安氏の話も興味深かったです。
安氏の回想部分で壬氏のことを「たとえ不義の子と言われようと、取り違えられた子であろうと安氏には大切な子だった」という部分があります。
え、安氏、自分の子と阿多妃の息子が入れ替わってるの知ってるの?というか阿多妃のときは入れ替わった可能性もあるって感じだったのに、もう断定ですか?
確実に入れ替わっちゃってるのか?ということは壬氏は(やっぱり)阿多妃と現帝の息子ということ?
でも壬氏の回想では「父だと思っていた現帝は兄だった」と言っているから本人は知らないのか?
でも阿多妃が宮を去るとき泣いてたよね?どういうことー?という状態になってます。
そして、安氏が壬氏に言った言葉。
「お気に入りは隠しておかないと誰かに隠されてしまうわよ」
そうか、これはこの後に猫猫が子翠たちによってさらわれてしまうことを暗示していたんだなぁと、先がわかっているので少しずるいですが答え合わせしました。
最後になりましたがカエル事件も衝撃的でした!アニメ版のセリフ、「だが、ある!!」は今年の流行語になると思ってたのは私だけじゃないはず!笑
最後のシーンで、高順は女帝の怒りを買って馬の名を捨てたとありましたが、それはどういうことなのか?
新しい謎がどんどん出てくるので目が離せません!今後も楽しみです。

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