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【映画メモ】一番美しく(監督:黒澤明)

つぶやき

黒澤明監督、第二作目「一番美しく」を観ました。

ちなみに先週は第一作目「姿三四郎」を鑑賞済み。

1944年の映画です。戦時中は映画関係の人は徴兵を免除され、その代わりに国民の士気を高めるような作品を作っていたといいますが、この作品もしかり。

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あらすじ
戦時中の軍需工場で働く、寮住まいの女の子たちのお話。
非常事態の増産計画が始まり、男子は100%増産を、女子は50%増産という目標が工場長から出されます。
しかし女の子たちは納得いきません。男子の半分では少なすぎる、もっと貢献できると言うのです。
それで上司と話し合い、男子の半分ではなく2/3という目標を立てます。
しかし、それは簡単ではありませんでした。
病気になったり、疲れが溜まったり、仲間同士で喧嘩をしてしまい生産量は思ったように上がりません。
しかし、優しい寮母さんや見守ってくれる上司の助けもあり、再び女の子たちが頑張っていくという話。

観る前から、これは戦時中の国民を鼓舞するのものだと理解はしていました。
いわゆる広告のような映画です。
しかし、私はすごく感動しました。

それはなぜか。
正直言うとよくわかりません。
私は十分ひねくれ者なので、バックグラウンドにこういう目的(国のために全力を尽くせというような意図)があれば、ちょっと遠巻きから冷めた感じで観てしまってもおかしくないのです。

でもこの映画は、なんというか、女の子たちがとても明るくて可愛らしくて、とても健気なんです。
家には帰りたくない、国のために働きたい!病気がちでもみんなに迷惑かけたくない。
戦争がどうとかは置いておいて、女の子たちがとにかくまっすぐでピュアで、多分そこに感動してしまったんだと思います。

新人女優たちを実際に撮影地の日本光学工業に入寮させ、工員同様の生活を行わせることで、女子挺身隊の日常をドキュメンタリータッチに描いた。 (Wikipedia)

うーん、確かにドキュメンタリーみたいだった。
どっぷり映画の中に入ってしまい感動したとも言えます。


ここで、勝手に黒澤映画ランキング!
1. 一番美しく
2. 天国と地獄
3. 姿三四郎
(今のところ3作品しか見てません。)

と言うことで、「一番美しく」は今のところ私ランキングではトップです!

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