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【読書メモ】わたしが「わたし」を助けに行こう (著:橋本翔太)

心理学


公認心理士によって書かれた自分との対話入門書!


普段うまくいかないことや、繰り返してしまう問題は、自分が傷つかないための無意識の自己防衛だった。

この本ではその自己防衛のことを自分を守ってくれるナイトくんと呼んでいます。

ナイトくんは幼児期に負った傷や悲しい経験をもとに、自分を守るために作られた防衛隊。


例えば、忙しすぎて時間がないという問題に悩まされている人。

常に何か有意義なことをしていないと、自分の生きている価値がないと思ってしまうため、時間を精一杯使って、自分を肯定しようとしている。

やる気が出ない人。

やる気を出して十分に力を発揮しても失敗してしまったり、上手くいかない可能性がある。

やればできるという可能性の中で生きていた方が傷つかずに済む。


などなど、身に覚えがあることが例として多く出てきました。

この本はとてもわかりやすく簡単な説明で書かれていて、元気がない時でも読みやすいのが良い点だと思いました。

しかし、心理学系の本ジプシーで加藤諦三さんやAC、愛着障害などの本も読まれている方には少し物足りないかもしれません。

そういう点で、自分との対話入門書だと思いました。



『自分で自分を助けることができる』というメッセージはポジティブでとても前向きになれます。

よくわからないモヤモヤに振り回される段階から、自分で認識してコントロールできるようになれば、だいぶ楽になるでしょう。



また、問題解決の方法として問題発生時にナイトくんを見つけて名前をつけることで、モヤモヤと自分自身と切り離すことができるのが良い点だと思いました。

自分と切り離すことですでに楽になるし、客観的に今の自分の状態を見れるのでパニックにならずに冷静に考えられるなと実感しました。

一言まとめ
「自分はちゃんと、自分に愛されていた。」
*本書より抜粋

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