すべての仕事が10分で終わるとは?!びっくりするタイトルです。
この本の主な主張はこうです。
「すべての仕事を10分で終わるサイズに区切って進めていくといいよ!」
なぜ10分に区切るといいのか?
それは10分だと集中できるし、スキマ時間にもできるから。
この本を読むと、著者の森川さんは時間配分に相当力を入れていることがわかります。
仕事を10分に区切る他にも、ゴール設定から日々のToDoに落とし込む流れや、計画した時間配分の振り返りなど、様々なことが学べる本です。
この本の中で、特に私に刺さったのは仕事とは何かという部分でした。
著者は言います、仕事とはアウトプットを出すことだと。
仕事にはジョブとタスクがあり、ジョブは頭を使う仕事で、タスクは頭は使わない、ただこなしていくだけの仕事。
タスクは10分に区切ってどんどんこなして、ジョブの時間をしっかり取ることが大事。
とここで、私自身を振り返りました。「果たして私はジョブができているだろうか?日々のタスクに追われているだけで、大事なことは何も進めていないのではないか?」
自分にとって何がジョブなのか?も一緒に考えたいと思いました。
実際に10分で区切って仕事を進めてみたところ、10分で区切る良さがわかった気がします。
まず自分の中で10分でできそうな単位に仕事を区切り、それを進めた後で実際にどれだけ時間がかかったか確認します。
著者が言うように10分単位だと集中できるし、次々とこなしていく感覚が気持ちよかったです。
10分かかると思っていたことが15分かかったとか、逆にもっと早くできたと言う振り返りも10分単位だと簡単にできます。
この他にも、書き出したタスクを進める中で、自分でも把握していなかったタスクがあることも発見できたりして、より詳細に自分の仕事を把握できることもいい点だと思いました。
重要なのは死ぬ気で働くことではなくて、賢く働くことです。
あとがきに書かれていた言葉で、以前読んだ葛西紀明さんの本「疲れない体と折れない心のつくり方」のあるフレーズを思い出しました。
『自分の努力は目的に見合っているか、自分の努力は年齢に見合っているか』
仕事の進め方や時間配分を考えることは、時間を捻出してやれるだけたくさんの仕事をするという考えではなく、どれだけ自分の求めていることを効率よくできるか、また自分は何がしたいのかを突き詰めることだと感じました。
結局は総合的なビジョンや目標という話につながっていく。
タスクを効率よくこなして、ジョブでしっかりと考えていこうと思います。
一言まとめ
「タスクを10分でこなし、考える時間を確保する」
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