東島威史の「不夜脳」を読んだ感想です。
書名:不夜脳 脳がほしがる本当の休息
著者:東島威史 (1983-)
初出/刊行年:2025年
脳は眠らない。ではどう休めたらいいのか。
本書の主張は、「脳は休めると言うよりも、刺激を与えたりバランスよく使うことが大切だ」という点にある。
外部からの刺激がないと脳の認知機能は衰えてしまうという。
脳を鍛えるのに最適な刺激は、有酸素運動やリズム運動、外国語学習など。
脳の一部だけを使いすぎるとそこに血流が集中しバランスが崩れてしまう。
例えばデスクワークが続いたときは少し体を動かしたり、言語や計算を集中して行った後は音楽を聞いたりするとリフレッシュできる。
感想:
タイトルが良くできている。
不夜城にかけて「不夜脳」というワードは、ぱっと目を引く。
最初、私はこれを「眠らなくても良い」という解釈をしてしまったが、本書で言われているのはそういう意味ではない。
脳にとって睡眠は重要ではない、というよりも、脳にとっての休息とは何かを定義し直そうとする本だ。
脳は心臓と同じく一旦動き出したら止まらない、どう使うかの問題だと感じた。
よく私たちは「何時間寝た方が良い」と一般化して語るが、実際は個人差があるので、自分が一番調子がいい睡眠時間を探すのがいいと思う。
睡眠不足と認知症も相関関係はあるものの因果関係はまだ認められていない。
とはいえ、私はやはり睡眠は脳にとって大切だと思う。
体が疲れれば、それを制御している脳にだって負荷がかかるのだから。
本書は著者自身も述べているように、科学的エビデンスをもとにした著者の意見が中心になっている。
本文中に事実と推測が混ざっているため、読みながらそれらを切り分けるのに脳をすごく使った。
これも脳にとっては良い刺激だったのだろうか?
一言まとめ
「脳にとっては刺激こそ栄養」
※本記事は個人的な読書感想・読書メモです。

コメント