日向夏の「薬屋のひとりごと4 (ヒーロ文庫)」を読んだ感想です。ネタバレがあります。
書名:薬屋のひとりごと4 (ヒーロー文庫)
著者:日向 夏(著), しの とうこ(イラスト)
初出/刊行年:2015年
薬屋のひとりごと4抜粋メモ
・猫猫は翠苓に拉致され子翠とともに北の子(シ)の一族の村へ
・狐の面の祭、昔、西から来た民族が赤と緑の識別ができない帝の祖先
・子の一族と国の戦争勃発。壬氏は皇弟として禁軍を出陣
・子昌は倒れ、神美も飛発で自爆
・楼蘭も身投げし、壬氏の率いる軍は無事勝利を収めた
感想
ドラマティックな展開でとてもおもしろい巻でした。
今まで、凄腕でありながら何かを企んでいるように描かれてきた子昌。
実際は神美と国を愛し、国の腐敗を奥さん周りに集めて、戦争で一気に処分しようとしていたのですね。
とんだ狸だ!
しかも娘である桜蘭も母親にすべての種を明かし、母親の代わりに壬氏の頬に深い傷をつけ悪女を演じました。二人とも(特に楼蘭)かっこいい!
このドラマティックな二十一話は題名が「事の始まり」となっています。
これは子昌と神美の事の始まりという意味なのか、それとも楼蘭が壬氏に渡した紙に書かれていた、これから国に起こりうる事が始まるという意味なのか?
楼蘭が壬氏の頬を傷つけたときに“今さらなんの意味があろうかと思われるその行為が、楼蘭のその後を決定する”とあって、よく意味がわかりませんでした。
でもこの後も絶対楼蘭出てくるよなぁ。
なんてったって、今後国に起こりうることは子の一族がいると国が滅びるかもと言っていたし、楼蘭が出てきたらまた必ず大きな問題が起こるでしょう。
いつもサバサバ合理的な猫猫の人間味が出ていた所。
壬氏たちが砦に突撃した際、猫猫は誰が攻めてきているのか知らないものの、一人の兵士が壬氏に見えました。
まさか自分のこと助けに来てくれたのだろうか?と自問する猫猫。
さらわれてから今まで最大限頑張ってたけどやはり猫猫も不安だったんだなと感じました。
また子翠のことを友達だと思ってたと言うところや、小蘭の手紙で涙ほろりする場面も、心がジーンとしました。
猫猫も二人のことやっぱり好きだったんだなぁ。
今回の名ゼリフ
・「虫は冬を越せない、ただその子を残すのみ」by子翠
・「前より、男前になったではありませんか」by猫猫
・「おまえも毒をためているのか?」by壬氏
壬氏と猫猫の関係がどんどん近くなっていくのにドキドキしちゃいますが、最後の壬氏のセリフ「おまえも毒をためているのか?」は流石にキザすぎて恥ずかしいです。笑
一言まとめ
「ドラマティックな子昌&楼蘭劇場」
※本記事は個人的な読書感想・読書メモです。

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