この記事は2025年8月31日にnoteに投稿したものです。
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私はハルキストとまでは言えないけど村上春樹が結構好きです。
小説ももちろん好きですが、彼のエッセーが特に好きです。
『村上ラヂオ』は3巻まである村上春樹のエッセー集で、ananに掲載されていたものを、まとめて出したものだと記憶しています。
もう15年くらい前、友達が勧めてくれて初めて読んだんですが、すぐに気に入り、自分で買いました。
フランスに引っ越す時に一緒に持ってきた本のひとつです。
村上春樹のエッセーは、面白いのはもちろん、どこか可愛げがあって、ほっこりします。
なんとなくだけど、モノを擬人化したり、気持ちをおもんぱかったり、モノや人への愛情が込められている気がする。
そんな感じでエッセーを楽しんでいたんですが、ある時、村上春樹が村上RADIOをやっていると発見するんですね。
その時はもう飛び跳ねて喜びました。
某動画サイトにまだ初期の頃の放送があるので聴いて欲しいです。
そして、現在は毎月、最後の日曜の夜に放送しているのでぜひ聴いてみてください、激しくオススメします。
(radikoで放送後7日以内なら無料で聞けます)
(月一放送なので、毎月25日にリマインダーを設定すると忘れずに済みます)
ちなみに以前、ユニクロで村上春樹Tシャツが売ってた時も嬉しくて買ってしましました。

他のエッセーももちろん好きです。
「猫を棄てる 父親について語るとき」は村上春樹が彼の父親について語っている本なんですが、ちょうど発売したのが私の父が亡くなったときで買ったはいいけど、未だ読み進められずにいます。
いつか読めたらいいな。
少ししんみりしましたが、とにかく村上春樹はフリーの喋りがすごくオススメなので(芸人か!笑)、ぜひまだの方は試してみてください。
『ノルウェイの森』というタイトルは誤訳だと言う人がいます。正しくは「ノルウェイの家具」なんだと。たしかに、この曲の中で主人公がたぶん火をつけちゃうのは、ノルウェイ製の家具です。でももし『ノルウェイの家具』って邦題がついていたら、たぶん誰もそんな曲に心惹かれないですよね。だから、ジョン・レノンがこの曲に“Norwegian Wood”というタイトルをつけたとき、そこにはいろんな意味が重層的に含まれていたと思うんです。詩、ポエムというのはもともとそういうものだから。だから『ノルウェイの森』という日本語のタイトルは、正しくはないかもしれないけど、決して誤訳とは言えない、というのが僕の見解です。
今週もお疲れさまでした⭐︎
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